記事の概要
「佐久方面へ行くなら、とりあえず上信越道」……そう思っていませんか?
実は、目的地が 八ヶ岳・ビーナスライン方面(佐久市以南) であれば、国道254号(内山峠)を利用したほうが、「距離が短く、料金も抑えられ、さらに補給もしやすい」 という逆転現象が起こることがあります。
本記事では、群馬側(下仁田IC)から長野側(佐久中込周辺)へ抜けるルートを徹底比較します。単なる節約術ではなく、「遠征のクオリティを上げるための戦略的なルート選び」 について、私の実体験を交えながら解説します。
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始めに|悩ましい埼玉県南部から北八ヶ岳~硫黄岳へのアクセス
私の住む埼玉県南部から、登山で北八ヶ岳~硫黄岳周辺へアクセスする際は、中央道経由と上信越道経由の二通りのルートが選べます。どちらを選んでも決定的な差があるわけではないため、天気や混雑状況を加味して決めていますが、毎回なかなか悩ましいところです。

川越ICから桜平駐車場(上)GoogleMap結果
川越ICから桜平駐車場(上)までの、Googleマップとナビタイムの検索結果をもとにした試算は以下のとおりです。
関越道(川越IC)~中央道(小淵沢IC) 普通車4,590円 193.6km/13.97L
※休日夕方の中央道上り線・小仏トンネル~圏央道狭山エリアの渋滞が最大の懸念点関越道(川越IC)~上信越道(佐久北IC) 普通車3,490円 203.4km/14.8L
※休日は関越道(藤岡~所沢)で断続的な小渋滞が発生
※秋冬の休日は連鎖して大渋滞に発展することもあります関越道(川越IC)~上信越道(下仁田IC) 普通車2,540円 190.6km/13.97L
※料金は最安。ただし下道区間が長いため、ドライブを楽しみたい方向け
※関越道の渋滞発生状況は上に同じ
距離に大きな差はなく、所要時間は中央道経由がやや速い傾向、料金は上信越道経由が比較的安価です。
埼玉から桜平駐車場へアクセスする場合、現時点で「これが絶対にベスト」と言い切れるルートはありません。当記事や最新の交通情報を参考に、状況に応じて使い分けるのが現実的だと私は考えています。
以下では、長野県東部への拠点となる佐久市へ、下仁田から国道254号を使って少しお得にアプローチする方法をご紹介します。
長野県東部地域へアクセスされる際は、オプションの一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
なぜ下道を選ぶのか
佐久方面へのアクセスは、一般的には上信越自動車道が便利です。
速達性・快適性に優れた高速道路で、下仁田IC~佐久IC間(普通車)は約1,370円。時間を買うという意味では、十分に妥当な選択だと私も感じています。私自身、急ぐときは迷わず高速を使います。
しかし、以下のようなケースでは、下道のメリットが大きいと感じています。
下道(R254)がお得・有利なケース
軽井沢IC付近が混雑しているとき
大型連休になると、軽井沢市街地の渋滞が連鎖し、碓氷軽井沢IC周辺まで混み合うことがあります。ETCの普及やアクセス道路の整備により慢性的な大渋滞は減っていますが、天候や事故などの条件が重なると、突発的な混雑が発生することもあります。
バルーンフェスティバルで佐久平周辺が大混雑しているとき
佐久バルーンフェスティバル開催期間中は、佐久平周辺が非常に混雑します。地図上で迂回に使えそうな県道145号は道幅が比較的狭く、交通量が集中するとキャパシティを超えやすい道路です。地元の方の生活道路でもあるため、可能であれば回避したほうが無難だと私は感じています。
参考までに、いくつかの迂回案を挙げます。
- 南へ大きく回る(のぞみサンピア佐久~美笹湖~蓼科スカイライン~R254~下仁田)
- 中部横断自動車道を南下し、佐久臼田ICからR254経由で下仁田方面へ
秋の「コスモス街道」を楽しみたいとき(9月下旬~10月上旬)
R254の内山峠~佐久間は「コスモス街道」と呼ばれ、秋には沿道が一面のコスモスで彩られます。この景色は高速道路からは味わえません。
佐久から下仁田へ向かう“下り基調”で燃費を意識したいとき
内山峠は勾配のある山道のため、上りと下りで燃費に差が出やすい区間です。一方、上信越道は勾配が緩やかになるよう設計されているため、燃費の変動は比較的小さめです。
そのため、
- 佐久方面へ向かうときは上信越道
- 下仁田方面へ戻るときは内山峠
という使い分けで燃費を最適化する、という考え方もできます。 (※燃費差は車種・積載量・運転状況によって大きく異なります。あくまで一例です。)
佐久市内で買い出しを済ませたいとき
佐久市内は店舗が充実しており、アクティビティ前の準備を整えやすいのも魅力です。
- 八ヶ岳・北八ヶ岳エリアでの登山(硫黄岳、根石岳、天狗岳、蓼科山、双子池、ニュウ、白駒池など)
- 白樺湖や蓼科方面への観光ドライブ
- 旧中山道めぐり
- 佐久漁協・南佐久南部漁協管内での渓流釣り
佐久周辺エリアへアクセスする際は、内山峠ルートを選択肢の一つとして頭の片隅に置いておくと、役立つ場面があります。
高速道路(上信越道)を選ぶべきケース
目的地が小諸・上田・長野市方面
小諸・上田方面が目的地の場合、下道で佐久を経由するよりも、高速を利用したほうが効率的なケースが多いです。
雨・雪・濃霧など路面コンディションが不安なとき
悪天候時は、高速道路のほうが除雪や維持管理が行き届いていることが多く、安心感があります。
とにかく「運転の疲れ」を最小限に抑えたいとき
アクティビティ前に運転で疲れてしまっては本末転倒です。疲労やストレスを抑える目的で高速道路を利用するのは、十分に合理的な選択だと思います。
また、下道に比べて所要時間を見積もりやすい点もメリットです。
R254内山峠 ルート詳細

※R254内山峠ルート、国土地理院地図より
私が改めてGoogleマップで検索した結果は以下のとおりです。
下仁田IC~佐久中込駅(※土曜午前11時出発時点)
| ルート | 距離 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 上信越道 | 53.3km | 45分~1時間 | 1,370円 |
| R254(下道) | 39.7km | 50分~1時間 | 0円 |
上信越道は、下仁田から横川方面へ出て軽井沢の南側を回り込むため、10km以上遠回り になります。所要時間はほぼ同等、もしくは高速がわずかに速い程度です。
つまり、「ほぼ同じ時間で到着するなら、料金を抑えつつ景色も楽しめるR254を選ぶ」 という考え方も成り立ちます。
さらに佐久ICは市内北部に位置しているため、八ヶ岳・ビーナスライン方面へ向かう場合は市内を南下する必要があります。この点を考えると、佐久市以南が目的地であれば、R254を選ぶ合理性が高まる と私は感じています。
※所要時間は検索時点の目安です。曜日・時間帯・天候・事故などにより大きく変動します。
内山峠の道路状況・注意点
R254のハイライトは内山峠です。
- 片側1車線
- 道幅は比較的余裕あり
- 舗装状況は概ね良好
- 登り方向に1か所、追い越し専用車線あり
全体としては「酷道」というより、比較的走りやすい山岳路 という印象です。
走りやすい時間帯(私の体感)
- 17時~22時頃は比較的空いている印象
- 深夜~早朝は大型車両がやや多め
注意したいポイント
- トンネル内のカーブ
- スノーシェッド区間
- 濃霧の発生
- 冬季の降雪・凍結
冬季はチェーンやスタッドレスタイヤなど、滑り止め装備が実質的に必須となります。特にブラックアイスバーンには注意が必要です。
登山・釣りで早朝出発する場合は、時間短縮よりも安全優先が鉄則だと私は考えています。
休憩・補給
※2026年2月25日時点での調査です。お出かけ前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
佐久市内には24時間営業のスーパーやドラッグストアが点在しており、遠征前の最終補給に便利です。
高速道路利用の場合はSAPA中心になりますが、下道であればスーパー・コンビニ・ガソリンスタンドを柔軟に選べます。
登山や渓流釣りでは、
- 水の買い足し
- 行動食の追加
- 氷や保冷材の確保
といった細かな調整ができることが、大きな安心材料になります。
コンビニ
- 佐久側:セブン-イレブン 佐久平賀店
- 下仁田側:ローソン 下仁田小坂店
この区間では、これらを過ぎると24時間営業の店舗が限られます。事前確認をおすすめします。
ガソリンスタンド
下仁田町周辺には24時間営業のガソリンスタンドがありません。
深夜帯に走行する場合は、安中・富岡周辺で燃料残量を確認し、早めの給油を心がけると安心です。
佐久市内は、佐久平周辺を中心に24時間営業のガソリンスタンドが複数あります。
道の駅
- 道の駅 しもにた
- 佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」
- 道の駅 ヘルシーテラス佐久南
道の駅が点在しているため、仮眠やトイレ休憩にも困りにくい区間です。思いがけないご当地名物に出会えることもあります。
温泉施設など
- のぞみサンピア佐久
- 平尾温泉 みはらしの湯
- 下仁田 荒船の湯(長期休業中)
長野側は小諸・立科方面にも日帰り温泉が点在しています。
群馬側で気軽に立ち寄れた荒船の湯は現在長期休業中です。安中・富岡・甘楽方面には日帰り温泉施設があります。
寄り道|下道ならではの楽しみ
荒船山の絶景
内山峠走行中に望む荒船山は圧巻です。
西上州は奇峰が多く、下仁田周辺は「下仁田ジオパーク」に認定されています。地形を眺めながら走るだけでも、ちょっとした地学旅の気分を味わえます。
コスモス街道
9月下旬~10月上旬は沿道が華やかに彩られます。季節限定の楽しみとして、あえて下道を選ぶ価値があると私は感じています。
神津牧場・荒船パノラマキャンプフィールド
ソフトクリームや乳製品が人気の立ち寄りスポットです。隣接する荒船パノラマキャンプフィールド(旧内山牧場キャンプ場)は、開放的な景観でキャンパーに人気があります。
鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)
湯川沿いに建てられた社殿が特徴的な神社です。桜や紅葉の季節は特に見応えがあります。
穴場情報|小さな見晴台
荒船パノラマキャンプフィールドへ向かう途中に、「小さな見晴台」と呼ばれる展望ポイントがあります。
派手さはありませんが、静かに景色を眺めたい方にはちょうどよい場所です。

小さな見晴らし台(内山峠)
こうした発見があるのも下道ならでは。条件が合えば、雲海に浮かぶ荒船山を狙えることもあります。
実際に走った感想|失敗談も含めて
北八ヶ岳の白駒池へ向かったときのことです。ハイキングのため、早朝到着を目指して深夜に移動しました。
ところが、関越道~上信越道で立ち寄ったSAPAにはコンビニが見当たらず、売店も深夜は縮小営業。(※関越道は寄居PAと三芳PAにコンビニがありますが、上り方面のみです。)
食料調達が不十分なまま山へ向かいかけました。
最終的に佐久ICで降りてコンビニに立ち寄り、事なきを得ました。
遠征時は「最終補給地点」を事前に把握しておくことが本当に大切だと、身をもって実感した出来事です。
まとめ|このルートが向いている人
私は、八ヶ岳・ビーナスライン方面へ向かう際、R254を絡めることが多いです。
最近は高速料金の節約と燃費の最適化を意識し、
- 佐久へ向かう場合は上信越道
- 下仁田へ向かう場合はR254(内山峠)
という使い分けが定番になっています。
このルートが向いているのは、
- 運転そのものを楽しみたい人
- 登山・釣り遠征で現地調達をしたい人
- 道中の景色も含めて楽しみたい人
一方で、雨や雪が予想される日は高速道路を選びます。トンネルが多く、悪天候時は比較的安定して走りやすいからです。 (※トンネル間は吹きさらしで、路面状況が急変することもあります。安全運転を心がけましょう。)
速さを取るか、体験を取るか。 その日の目的に合わせて選べるのが、この区間の面白さだと私は感じています。
登山や釣りの遠征を、移動の時間から楽しみたい方へ。 R254という選択肢を、ぜひ一度試してみてください。
浮いたお金で
常備食
私はインスタント食品を車に常備しています。登山の携行食にもなりますし、人里離れた場所での休憩や仮眠時にも食べ物があると安心してリラックスできます。
浮いたお金は、常備食のカップ麺になったり、ドライブ中のハンバーガー代になったりしています。
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この記事で浮いたお金をお土産や晩酌用の一本に回すというのも、遠征の満足度を上げる工夫のひとつかもしれません。
ご当地名物
佐久と下仁田周辺のご当地名物の紹介です。
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自治体の地域振興オフィシャルリンクを選びました。 どんな商品があるのかをご覧いただき、実際の買い物は現地であれこれ見比べながら楽しむ、というのも旅の醍醐味だと思います。
佐久市振興公社が運営する「プラザ佐久」の楽天ショップでは、変わり種として「北斗の拳」サクマドロップスが販売されています。 工場が市内にある縁で誕生した商品とのことです。 道の駅 ヘルシーテラス佐久南でも購入できるそうです。
下仁田町のふるさと納税ショップでは、返礼品となるご当地名物の一覧を見ることができます。 特産のこんにゃくや神津牧場の乳製品、ソーセージなどは定番の人気商品です。 缶バターのデザインも印象的です。